last up : 2/5 まずは世界観の説明ですが。 桂が先生です。以上。 ・・・では何の説明にもなりませんねハイ。 ・舞台は3年G組です。桂が担任です。3Zの時とあんまり面子は変わらないと思って下さい。 変わるのは桂と銀ちゃんが入れ替わるのと、トッシーが加入することぐらいでしょうか。トッシーについては後で触れます。 ・桂は体育教師です。バスケ部の顧問です。女バス限定にしようかは検討中。あれです松子ちゃん所属の。 いつもジャージ姿です。髪が長いので校則を守ってひとつにくくってます。解くとヤクザの本性が(あらわれません) 生徒たちにはヅラと呼ばれ慕われてます。一部の男子からは尊敬とはまた別の眼差しを向けられてます。 ・攘夷組はみんな生徒。でも坂本は別のクラスで高杉は別の学校です。中学が一緒だった悪友。 高杉は桂と幼馴染です。高杉も生徒設定なので年の差はありますが。家がおとなりさん。 ・どうしてもトッシー出したかったんですが二重人格設定というのもやりづらいので、思いきって双子にしました(やっちゃった) 土方十四郎君と利郎(としろう)くん。文章中ではトッシー表記でいくのでご心配なく。土方さんのがお兄さんです。 ちなみに二人ともマヨラーです。 その他何か質問等ございましたらご連絡ください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ○高杉と桂○ チャイムの音にドアを開ければ、そこには小さい頃から見慣れた隣の家の少年の姿。 「小太郎」 「・・・晋助、俺の方が年上なんだから”小太郎兄ちゃん”と呼ぶようにと散々言って」 「勉強教えろよ。 お前一応教師だろ」 「・・・それが物を教わる態度か!」 「いいじゃねェか。俺とお前の仲だろー」 ぞんざいな口調にため息をつく。昔はもっと素直で可愛かったのに。 しかし玄関端でこんな不毛なやりとりを続けていても仕方ない。 「・・・まァいい。ひとまず上がれ」 「やりィ」 嬉々として上がりこむ晋助。 勝手知ったる人の家、俺より先に階段を上がっていく後ろ姿に、ふと気付いて声をかけた。 「ちなみに何がわからないんだ」 「数学」 「すまんそれは今日休みだ」 晋ちゃんとお兄さんづらする桂。二人の関係はこんな感じ。 桂は理系科目は苦手だと思ってます。勝手に。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ○真選組のポジション○ 昼休みの教室。響き渡る悲鳴。 「や、やめてくれ沖田氏ィィィ!」 「んー我ながら惚れぼれする出来だねィ」 「ああああ僕のトモエちゃんがぁぁぁぁぁぁ」 「・・・何弱いものいじめしてんだ、テメェは」 沖田が怖くて、あるいはその状況を面白がって、敢えて止めようとする者はいない。 そんな中で、教室に戻ってきた土方は、情けないトッシーの声を聞きつけて後ろからひょいと二人の様子を覗き込んだ。 机の上には油性マジックと、一枚のテレホンカード。 トッシーが後生大事に財布にしまっていつも持ち歩いていたそれには、見るも無残な落書きが施されていた。 最愛のヒロインを黒マッキーで汚されて、トッシーはおいおいと泣き崩れている。 その様子を見ながら、沖田は心底楽しそうに笑う。 「素敵でしょう?」 「どこがだ」 「アララ、土方さんにもわかりやせんか、この芸術。 マヨラーには理解できねェのかな」 沖田との会話は諦めて、チラリとトッシーの方を見る。 目に大粒の涙をためてしゃくりあげる様子に、土方は大きくため息をついた。 「・・・オイ、お前も男だったらベソベソすんな見苦しい。 大事なもんならコイツに盗られねェようにしまっとくなりなんなり・・・・」 「財布ごとぶんどられたでござる・・・」 「・・・・・」 「人ぎきが悪ィ、俺はちょっと借りただけですぜ。 トモエちゃんが無性に見たくなりやして」 「で、なんで落書きしてんだ」 「トッシーのヘタレ顔も見たくなりやして」 「・・・・・」 清々しく笑った沖田に、土方は近藤に全部丸投げしてしまおうと決めた。 トッシーは風紀委員じゃないですが風紀委員設定は健在です。 トッシーなんだろ。整備係とかですかね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ○鬼兵隊○ 「武市先輩」 「何ですか」 「最近の晋助様の詞・・・・・なんか変じゃないスか?」 「というと?」 「暑苦しいくらいの恋の歌ばっか! 自分や世界への問いかけ・・・・そういう感じのが晋助様らしいっス」 「・・・・恋でもしてるんですかねぇ」 楽器の手入れをしていたまた子は急にぴたりと手をとめ、変平太を眼光鋭く睨みつけた。 「・・・はァ? 適当なこと抜かしてるとシめますよ?」 「いつ咲くかわからないのが恋の花というもの。 私もつい先日可愛らしい一年生にね、セーラーがたまんなくてねコレ」 「変態と一緒にしないでください」 「変態じゃありませんフェミニストです」 「・・・・・」 「・・・・・」 いつまで続くともしれない睨みあいを終わらせたのは、部室のドアの開く音。 「おお、また子に変平太。ちょうどよかったでござる」 「河上先輩・・・」 「新曲のデモテープが完成したのでな。みんなに聞いてもらおうと――・・・晋助は?」 「今日はまだ来てませんねぇ」 「なんならあたし、教室まで見に――」 「いや」 立ち上がりかけたまた子を制して万斉は軽く首を振った。 「拙者がゆく。 ・・・居場所は大体見当がついてるでござるよ」 鬼兵隊メンバーは高杉の学校。また子だけ2年生。 バンド組んでます。軽音学部? 「俺達の音楽で世界をぶっ壊してやる」(ノリが古いですよ) 始めは万斉(三味線)と高杉(ボーカル)のコンビユニットだった所に変平太(リコーダー)とまた子(タンバリン)が加入。 似蔵(ピアノ)は馬が合わなくてやめた。 万斉と高杉は親友で、高杉が桂先生好きなのも知ってるぐらいの仲だといい。 そしてそれを知っていてなお高杉が好きな万斉だといい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ コネタは気が向いたら増えます・・・
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